透明感がほしい。シミを消したい。ニキビ跡を目立たなくしたい……など、望む美肌は人によって少しずつ違います。
美肌ケアにもいろいろあります。最初に自分が望むのがどういった要素なのかはっきりさせておくと、遠回りをせずに美肌に近づけるはず。
美肌になるのを妨げている肌悩みを知ろう
美肌を妨げている肌なやみは人それぞれ。あなたはどれに当てはまりますか?
1.毛穴が目立つ肌悩み
鼻の黒ずみや頬の毛穴が目立ち、肌のトーンが暗く見えてします。毛穴対策がしっかりできれば、それだけで透明感が得られます。
2.濃いシミが気になる肌悩み
昔からあるシミ、濃くなってしまったシミがある場合。完全に消すとなるとハードルも上がりますが、少しずつでも薄くなるかどうかが重要です。
3.潤い不足や肌トラブルが起きやすい肌悩み
乾燥肌や敏感肌の人は、刺激の強い化粧品を使うと肌荒れにつながらないか心配です。肌の性質にぴったり合った化粧人を選べば美肌ケアをあきらめなくてもOK。
4.ニキビやニキビ跡による肌悩み
ニキビができたり、治った後にもニキビ跡として残ってしまったり…人目も気になるニキビの悩み。ニキビが悪化するのを防ぎ、深刻な跡にならないスキンケアで改善を。
それぞれの対策について見ていきましょう。
毛穴を目立たなくして美肌になるには?
毛穴が目立つのが気になるあなたは、毛穴を目立たないようにして肌のトーンを明るくし、透明感を手に入れたいと望んでいます。
毛穴を目立たなくする方法は大きく分けて2つ。ひとつは汚れを落とすこと、そしてもうひとつは、保湿によって角層を整えて光の通りを良くすることです。
くすみの原因が鼻の黒ずみや肌の汚れなら洗い流してあげましょう。毛穴汚れをキレイにするにはクレンジングが適しています。オイルタイプなら洗浄力も高いでしょう。ただし、洗いすぎは肌に負担もかけるので低刺激で乾燥しにくいことが絶対条件。クチコミをチェックして条件に合うクレンジングを選びましょう。
肌の汚れはないのに顔のトーンが暗いという人は、顔の「影」が原因かもしれません。毛穴が開いていたり、角層が乱れていたりすると、凸凹の肌表面に光がいびつに反射して影ができます。これが透明感を奪っています。
濃いシミを消して美肌になるには?
目立つシミ、濃いシミが気になるあなたは、シミを薄くしてもっと若々しい印象にしたいと望んでいます。
シミの悩みはこの中でも深刻な方ではありますが、目的がはっきりしている分、とるべき選択は明確でしょう。つまり、シミをピンポイントで薄くするような美白ケアを行うこと。
シミを薄くするには、メラニン色素にアプローチする美白成分が含まれていることが必須。こうした成分はしばしば高価ですが、シミを薄くしたいのであればクレンジングや保湿ケアといった周辺のケアに時間やお金をかけるよりも、ストレートに美白効果を追求するのが迷いのない選択です。
潤い不足や肌トラブルを解消して美肌になるには?
乾燥肌や敏感肌を自覚しているあなたは「肌荒れが起きるのでは?」と不安を感じています。しかし、一方で、肌体質のせいで美肌ケアをあきらめたくない、良い方法があればチャレンジしたいと望んでいます。
肌が乾燥しがちな人は、まずは肌の潤いを回復することで、外部の刺激から肌を守る「バリア機能」を高めるのが先決。スキンケアの中でも特に保湿ケアに力を入れましょう。敏感肌の人の場合、リッチな美容成分が原因で肌荒れが起きることがあるので、シンプルケアが基本になります。
肌荒れを起こさずにぷるぷるの肌にするには、化粧品の成分をチェックして、悪い成分を避け、有効成分を積極に取り入れるのが有効です。
ニキビ・ニキビ跡を消して美肌になるには?
ニキビができるとメイクでは隠しきれないことも。炎症も気になるので、積極的なスキンケアやメイクはしにくい状況…つらいですよね。
ニキビ跡が赤くなるのは肌が回復しようとしているサインだとも言われます。赤いニキビ跡は時間をかけて回復していけばそれほど心配はいらないでしょう。
避けたいのは、肌の表面が凸凹してしまうニキビ跡(クレーターとも呼ばれる)。ニキビの炎症がひどくなると、肌の土台となるコラーゲンの一部が破壊されてしまいます。コラーゲンがダメージを受け、並びが不規則になることで、肌の表面も凸凹してきてしまいます。
これを防ぐには、炎症が悪化する前に鎮静化することが重要。ニキビの原因菌であるアクネ菌を殺菌して、これ以上悪化しないようにしましょう。殺菌効果のある洗顔料も選択肢のひとつです。
そして、傷ついたコラーゲンの回復を促すには、ターンオーバー(肌の生まれ変わり)に働きかけるビタミンCが有効。ビタミンCには美白効果もあるので、毛穴の周りの色素沈着を薄くする働きも期待できます。
「美肌」とひとくちにいっても、何が具体的な目的になるのかは、その人が抱えている肌悩みによっても変わってきます。
ここでは、美肌を妨げる代表的な肌悩みとその対策について取り上げました。自分の持っている肌悩みを特定し、一つ一つ対策をしていけば、美肌に着実に近づくことができるでしょう。